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保護犬猫カフェ川西店にいた猫のナナちゃんが、先日亡くなりました。癌でした。
ナナちゃんはオープン当初からいた保護猫で、私が行った時にしまこちゃんというもう一匹の猫と一緒に猫ルームで迎えてくれました。
飼育放棄から保護されたナナちゃん。初めは人に慣れず人一倍警戒心が強くてなかなか心を開かなかったそうです。
猫は環境の変化に敏感なので、いきなり新しくオープンしたお店の猫ルームに連れて来られて怖かったんでしょうね。でも慣れてきた頃は、オーナーさんが猫ルームを朝開けると飛び出して来るまでになっていたとか。
前にも記事にしましたが、保護犬カフェに来るお客さんは犬目的の方が多いので、猫はなかなか里親さんが見つかりにくい。結局2年間ずっとカフェにいることになったナナちゃん。でも癌が見つかり、余命宣告を受けたあと、オーナーさんは飼い猫として最期を迎えてあげるために里親になりました。
癌の治療にはもちろんお金がかかります。一日一回の栄養剤、2日に一回の補液。病院に通うのも大変です。酸素ルームを借りてきて猫ルームに設置、ナナちゃんは最期まで愛情を受けて出来る限りのことをしてもらいました。
2年もカフェにいたので、ナナちゃんにとっては保護犬猫カフェはもう家だったと思います。そして里親にならなくてもオーナーさんはお母さんだったと思います。
毎日仲間たちと過ごして、時々お客さんに抱っこされて安心出来る場所でご飯をもらえて、最期はちゃんと治療してもらえて、私はナナちゃんは幸せだったと思います。
最後の夜、猫ルームに連日寝泊まりして一人で行かせるまいとしたオーナーさんを、つらいのに首を持ち上げて見つめていたというブログの記事に胸がいっぱいになりました。
猫も犬も何も言いませんが、きっと感謝していると思います。
ナナちゃんとお別れにたくさんのお客さんが訪れたそうです。別れは悲しいですが、最後苦しさで眠れない日々を送っていたナナちゃんにとってはもう苦しまなくて良くなってよかったと思いました。
カフェにはナナちゃんの写真を飾ってあるコーナーがあるそうです。
きっと、これからもカフェの犬猫達を見守ってくれると思います。
過去の川西店の記事はこちら
保護犬カフェの記事一覧はこちらです。
※追記
マンガの中に出てくる、猫のしまこちゃんに里親さんが見つかりました!!
しまこちゃんが可愛くてしかたがないと言って、家も猫仕様に直すと言ってくださったそうで、一家全員でしまこちゃんと暮らすのを楽しみにしてくれているそうです。
ナナちゃんがいなくなって、しまこちゃんはきっと寂しいと思うので自分の家が見つかって本当に良かったです。
しまこちゃんに興味のある方は川西店のブログもどうぞ!
良かったら読んでみてくださいね(´∀` )
最後までお付き合いいただきありがとうございました。