こぐま犬と散歩

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こぐま犬と散歩〜元保護犬の日記〜

見た目が小熊なMIX犬のマンガ日記

スイスがペットの殺処分ゼロな理由〜ペットの王国 ワンだランド〜

先週に引き続き、「ペットの王国ワンだランド」が

「スイスがペットの殺処分ゼロな理由」と題して

スイスのペット事情第二弾を放送していました。

www.asahi.co.jp

今週はスイスの保護施設を取材するという内容で、

今回はそれを見た感想です。

 

 

 

■スイスのペットに対する動物愛護法。

番組では、先週からスイスのペットはどう過ごしているかを

放送していたのですが、先週の内容は飼い犬たちがいかに

高い意識でしつけられ、犬と人がどうやって共存するかを

考えて育てられているかというものでした。

スイスの動物愛護法はとても充実した内容で、公共の場所に

連れて行って過ごすことができ、散歩も公園ではノーリードにして良い等

動物にとってとても自由な生活が出来るようになっていました。

 

前回の記事です↓

suzumetengu.hatenablog.com

 そして、今回は飼われている動物ではなく、保護された動物に

ついての内容が放送されました。

 ■スイスの保護施設は驚きの「動物の家」

スイス全国に114箇所ある「ティアハイム」と呼ばれる

動物保護施設は、「動物の家」という意味だそうですが、

犬、猫だけではなく、小動物(ハムスター、ねずみ、鳥、亀等)

も保護されています。

とても広々とした清潔な環境で、入ってすぐにペット・グッズの

販売コーナーがあり、売上を運営費に回すようになっています。

一つ一つの部屋は壁が高くなっていて、犬達がお互いを意識しないで

過ごせるように配慮されていました。

保護施設というと、日本だと犬達がワンワン吠えまくっている

イメージがあるのですが、スイスはこのように配慮されているせいか

どの犬も落ち着いておとなしくベッドで過ごしていました。

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部屋は一匹辺りに広々としたスペースを与えてあり、

とても清潔で明るく、小さい専用庭に面したドアから自由に

外に出られるようになっていました。専用庭は芝生。

さらに、そこから先にももっと大きな庭に通じていて、

開閉することで他の犬達と交流することも出来るようになっていました。

そして、広々としたドッグランもあって、定期的にそこで

走り回り、噴水やプールがあって水遊びも出来るようになっています。

 

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それぞれの部屋には紙の色でひと目で健康状態が把握できるように

犬達の情報が書き込まれたファイルが貼ってあり、お世話する人たちが

わかりやすいようになっていました。

 

キッチンではそれぞれの犬の状態に合わせたご飯を用意してあり、

トリミングルームもあって定期的にトリミングもしてもらっています。

 

日本の保護施設では考えられないほどの充実っぷりで、

どの犬も活き活きとしてストレスがたまることはなさそうでした。

 

保護された子たちは、飼い主の高齢による飼育放棄や何らかの理由で

飼えなくなった動物たち。

驚いたのは、あるドーベルマンは飼っていた人が適正に飼育していないと

近所の人達から通報があり、保護施設の職員が引取に行ったそうです。

飼い主が嫌がっても、職員がペットを連れて帰ることが出来る

権限を持っているという話。

日本では考えられないことでした。

 

職員はそんなにたくさんいないのですが、ボランティアが100人以上いて

常に人出が足りないという状況ではないようでした。

 

犬猫の他にも保護されている小動物がいたのですが、その理由が

スイスでは法律でほとんどの小動物はペアで飼わなければならないと

決められていて、どちらか片方が死んでしまった場合、もう一匹が

ティアハイムに来るようになっているそうです。

野生動物も保護されていて、ハリネズミもいました。

母親からはぐれた子供で、ケガをしている所を保護されたそうですが、

職員一人ひとりが毎日交代で家に連れて帰ってミルクをあげて育てたそうです。

スイスではハリネズミは飼ってはいけないと法律で決められているので

保護されたハリネズミは治療が完了したら野生に戻すと話されていました。

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■スイスのブリーダーは国家資格が必要

場所は変わってスイスのブリーダーを訪れました。

広々とした芝生で楽しそうに走り回る犬達。

ブリーダーの方に話を聞くと、

まずブリーダーになるためには長い時間と費用がかかり、

必要な書類もたくさんあり、広々とした飼育スペース、

環境を用意しなければならない上に、難しい国家試験を

パスしないとなれないそうです。

取材を受けた人も何年もかかってブリーダーになったとか。

そして、最低でも10週間は母犬のもとで育て、

母犬も生涯で4回以上は出産させてはいけないと決められているそうです。

犬を買うにもすぐにはもらえず、最低2,3回面会し、家の環境を確認に行って

やっと譲ってもらえることになっていました。

 

さらに譲った飼い主同士で定期的に交流会を開き、

飼育状況を確認したり情報交換をしたりしていると、

お話されていました。

 

■都会の犬達は昼間大自然で遊ばせてもらっている。

次は、都会で暮らしている犬達です。

飼い主さんたちが会社に出勤する前に、次々と犬を預けにやってきます。

預かったのは散歩代行のプロ。

バンに乗せて、車で山に向かい、広大な公園でノーリードに

してもらってみんなで走り回って遊ばせてもらっています。

雄大な大自然の中、活き活きと走り回る犬達の姿はとても美しく

見ているだけで癒やされました。

途中雪解け水が湧いているところがあり、自由に飲んで良いのです。

スイスは雪解け水があるので、水道代がタダなのだそうです!

羨ましい〜。

 

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大型犬も小型犬もみんなで楽しく走り回り、きれいな川で

水遊び。飼い主さんがお仕事をされてる間、こうやって

遊ばせてもらっていて、仕事が終わったらお迎えに来てもらうのです。

絶対にストレスがたまりませんね!

 ■まとめ

スイスのペット事情はこんなに素晴らしく、

見ていてとてもうらやましくなる内容でした。

スイスでは、ペットを飼いたいと思ったらブリーダーから購入するか、

このティアハイムで引き取るかという二択になっているそうで、

そのために殺処分はゼロなのだそうです。(不治の病気や、ケガで

安楽死させる場合は除く)

 

ゲストの春香クリスティーンさんはスイスの生まれ。

子供の頃に、犬を飼いたいと両親に伝えると

「あなたは学校もあるし、やらなければならない事が

たくさんあるのに犬の世話を責任を持ってすることが出来るの?

そんなに簡単に犬を飼いたいと言ってはいけない」

怒られたそうです。

子供の頃からそうやって犬を飼う事の責任の重さを教えられて

大人になるから、いい加減な飼い方が出来ないように

なっているのですね。

 

私の知っている犬で、犬との遊び方が分からず吠えてしまう子

がいるのですが、

その子はおばあさんに散歩に連れてきてもらっています。

おばあさんのお話を聞くと、お孫さんが2人いて、その子たちが

それぞれ違う犬を欲しがったそうです。

そして両親はそれぞれ一匹ずつ子犬を買って与えたそうですが、

子供だからすぐに世話をしなくなり、両親も犬に興味がなく

結局おばあさんが二匹とも世話をしていると聞きました。

おばあさんが二匹とも世話をしているので散歩の手が足りず、

他の家族への信頼関係も築けずとても手のかかる吠える犬に

育ってしまったようで、お散歩に来ていない方の子は、病院にも

連れていけないほどの癇癪持ちになってしまったそうなのです。

その話を聞くととても悲しい気持ちになりました。

おばあさんは犬をとても可愛がってお散歩に連れてきては他の犬に

慣らせようと努力されていて、おかげでその子は最近吠えなくなって

きました。でももう一匹は公園まで散歩にも連れていけてもらえず

近所を歩くだけなのだそうです。

 

気軽に子供にペットを買い与えるということは、子供も気軽に

考えてしまい、飽きたら世話をしなくなってしまいます。

そのため、こういう悲劇が起こってしまう。

もしも子供にせがまれて買ったとしても、最期まで責任と愛情を持って

世話してあげることを教えてあげて欲しいと思います。

 

今回、スイスのペット事情を知りとても羨ましく理想的に

見えました。

スイスと日本では国土の広さ、人口密度、気候や文化の違い等があって

同じように環境が整うことは難しいと思います。

でも日本もいつか、ここまでとは

言わなくても近い状況になって欲しいと強く思いました。

 

 

次回はスイスの人達に日本のペット事情をアンケートするという

突っ込んだ内容になるそうです。

この番組はほのぼのした構成なのに、内容は深い。

ドイツのペット事情も過去に放送したそうですが、その時は

知らなかったので悔しい…。見たかったな〜。

 

次回も楽しみに見ようと思います。

  

※追記

ご指摘があり、番組を見ただけの感想で

断定的な表現になっていた部分を変更しました。

スイスのペット事情は、この番組を見て初めて知ったので

勉強不足な記事内容になっているかもしれません。

ペット事情のみに言及した番組を見ての感想ですので、

スイスの動物愛護に対して意見を述べるつもりは

ないことを申し添えます。

 

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