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てんすけのお友達にトイプードルちゃんがいるのですが、そこのおうちに最近、新しいワンコが来ました。
12歳のシーズーMIXの心ちゃん。
犬友さんのお母さんが飼っていた子なんですが、高齢になりご病気なのもあってお世話するのが無理になり、娘である犬友さんが預かることになりました。
お友達犬のトイプーちゃんは、何度か心ちゃんのお家に預けられたこともあり、顔見知りなんですが、心ちゃんが犬見知りであまり仲良くはなかったそう。
それがいきなり同居になるわけです。
12歳にしていきなり違う環境に置かれる心ちゃん。犬友さんの事は自分の家に来てた「お姉ちゃん」なわけですから、ちょっと下に見てるところがあったのに、今はこの人だけが頼り。
お母さんと二人暮らしで大事にされ、わがまま言っても許される環境だったのが、先住犬が可愛がられてる家族の中に入れられ、遠慮もしないといけないし今までのわがままは通じません。
すごいストレスだったと思います。
初めは可哀想に血便が出たり下痢をしたりしてストレスが体に出ていた心ちゃん。
気が強く、他の犬と仲良く出来ない性格だったのでお散歩では他の犬と接触しないようにおばあちゃんと二人きりの静かな毎日を過ごしていたのが、トイプーちゃんの散歩に一緒に行かされてたくさんの犬達に毎日会うようになりました。
実際、他の犬にガウガウ言ったりしてなんとか自分のペースを保とうとしていました。
(不思議なことにてんすけには初対面から全く怒らず、普通に一緒に過ごせています)
そりゃ12年おばあちゃんと二人っきりだったんだもんね…と毎日会う時に外でオヤツも食べず、ストレスを溜めている様子が気になっていました。
ところが、新しいお家に来てから一ヶ月近くだった頃から、劇的に変化が見られるようになりました。
もともと外トイレ派で一切家の中でトイレが出来なかった心ちゃん、毎回散歩で済ませていたのにも関わらず、なんと家のトイレで大も小も出来るようになりました。
さらに、外で犬と挨拶出来るようになり、一切食べなかったオヤツを他所の人の手から食べるようになり、他の人がリードを持って散歩させることが出来るまでになりました。
お腹はすっかり治り、ご飯も喜んで食べるようになり、犬友さんを挟んで左右に並んでトイプーちゃんと寝るようになったというのを聞いた時に、12歳になってもこれだけ新しい環境に馴染むことが出来るのかと感動しました。
この小さい体で懸命に新しい犬生を送ろうとしてるのだと思うと、犬ってすごいな…!と思います。
犬は環境適応能力の高い動物ですが、過去にトラウマがあったり人間を怖がる子だと馴染むのが難しい事が多いです。
でも、心ちゃんの場合は、元々良く知っている家族の家だし、愛情をたっぷり受けて素直に育っている子だったのでここまで変化を受け入れることができたんだと思います。
とはいえ、12歳で家トイレを覚えたのは本当にびっくりしました。トイレトレーニングってシニアでも出来るんだというのが分かってなんだか嬉しい。
おばあちゃん犬だけど、まだまだ元気で目も耳も鼻も足もしっかりしているので、(走ることも出来るのです)これからどんどん新しいことを覚えて楽しい第二の犬生を満喫して欲しいと思います。
ほぼ毎日会ってるうちに、私の手からオヤツを食べてくれるようになって感動…。
保護犬でもシニアでもらわれて幸せになる子はたくさんいますが、成犬を引き取っても環境に馴染んでくれるというのを目の当たりにして、ますます犬の魅力を知った気がします。
成犬を引き取ろうか迷ってる方に知ってもらいたいです。
そんな心ちゃんのお話、あと1回続きます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。