こぐま犬と散歩〜元保護犬の漫画日記〜

保護犬カフェ出身のMIX犬の日常マンガ

【攻略】大阪・関西万博に高齢者を連れて行きました【反省点多レポート】

こんにちは、みなさま。

 

今回は犬なしの記事です。

 

先日、高齢(足が悪い)両親を連れて、大阪・関西万博に行ってきました。

かなり調べてから行ったつもりだったのですが、行かないとわからないことや

不測の事態が起こったので、レポート&攻略記事を書いてみました。

 

同じような情報を探している方に役に立てば幸いです。

サクッとまとめ

長々と読むより、早く結論を知りたい方向けに、まずやって良かったことと

やらなくて後悔したことをまとめます。

 

良かったことと悪かったこと

良かったこと
  • パビリオンを予約しておいた
  • 車椅子を借りた
  • お腹を空かして行かなかった
  • シャトルバスを予約していた
  • QRコードを出力しておいた
  • 小さいペットボトル入飲料を持っていった
  • タオルを持っていった
  • 杖を持っていった
悪かったこと
  • 帰りのシャトルバスを早めに予約しなかった
  • 短時間過ぎた(約3時間)
  • フードコートを予約しなかった
  • ウォーターショーを予約しなかった
  • 先に買い物をしなかった

 

ざっと書きましたが、良かったことのほうが多かったですが、、できなかったことのほうが大きかったと感じました。

 

行って良かったかどうか

これははっきり言えますが、行って良かったです!

非日常的な空間を歩けるだけでも、旅行気分で楽しいですし、満足度が高いです。

大屋根リングの下を歩いてるだけでもちょっとした感動を味わえます。



「万博に行けた」という喜びを味わってもらうだけでも

連れて行けてよかったと思いました。

 

良かった中で一番大きかったのは「お腹を空かして行かなかったこと」です。

とにかく食べるところ、食べるものを買うところが並んでいるので、お腹ぺこぺこで並んだり、歩いたり探したりするのは辛い。「なにか食べられたら嬉しい」ぐらいの気持ちで行けたので、焦らずにすみました。

 

攻略ポイント

  • お腹になにか入れていく、またはなにか食べられるものを持っていく
  • 目的のパビリオン、イベントは必ず予約
  • 会場まではシャトルバスおすすめ
  • 一度に全部行こうと考えない
  • 移動時間は長めに取る

 

車椅子を利用することについて

 

借りる場所を地図でよく確認しておく。

バスを利用する場合は西ゲートから入るのですが、入ってすぐ車椅子を借りる場所があったのに、勘違いしてかなり歩いてから引き返すことになりました。

ゲートを正面から見た左端のアクセスビリティセンターがあり、そこで借りることができます。

借りたあとは、そのまま専用レーンを通って、ゲートの左端から入りました。

全てにおいて余裕をみる。

高齢者の移動速度は遅い。

車椅子を借りても、一人は歩きなのでゆっくり歩いて移動しないといけません。

また、人が多いのでササッと移動することは難しい。

予約をするなら、移動時間はかなり長めに予定した方が良いです。

 

パビリオンの中は移動しづらい

車椅子はスペースを使うので、混んでいるパビリオンの中を移動するのはかなり気を使います。

私は父が乗った車椅子を押してパビリオンに入ったとき、前の人の足を引かないようにかなり下を見ながら慎重に移動したので、あまりゆっくり展示を見られませんでした。

 

また、みんな周りを見たり上を見たりしながら歩いているので、車椅子が邪魔でちょっと嫌な顔をされるときもありました。

 

力が弱い人は押すのが大変

母は小柄なので、父が乗った車椅子を押すのがとても大変でした。

パビリオンに入場するときなど、モタモタすると後ろに迷惑がかかるので私が押しました。ちょっとした坂道や段差もあるので、力の弱い高齢女性が押すのは危ないと感じました。

 

使っていると会場の人が優しい

パビリオンの中の人や、会場にいるスタッフの人たちが、「(足が悪いのに)頑張って来てくれてありがとうございます」と言ってくれたり、とても親切にしてくれました。

海外の人も、車椅子に乗ってる人にニコニコしてくれて、両親が喜んでいました。

 

来場レポート

(青文字は反省点です。)

行きはシャトルバスで西ゲートへ

当日は、梅田のマルビル近くの万博行きシャトルバス乗り場から出発しました。

ここのバス乗り場は待合室が広くて快適なのでオススメ。

https://maps.app.goo.gl/AtrUxPgFWhvQYV7C6

 

発車するときにいってらっしゃ~いと、乗務員の人たちが手を振ってくれるのが可愛い。

バスの中から見えるミャクミャク



バス自体がミャクミャクデザインで目立つので、走っていると歩行者からの視線を感じます。

 

福島から阪神高速に乗って、夢洲〜咲洲〜万博会場と進むのでちょっとした大阪ベイエリア観光が出来て、楽しそうでした。

マルビル発のバスの形は普通のバスです。



到着は西ゲート。バスを降りてから国旗が並んでいるところをゲートに向かって歩くのですが…ここが 激・強風。帽子とか確実に飛ぶので、ここではかぶらないほうが良いです。

 

車椅子を借りるアクセスビリティセンターが、実はバス乗り場から降りてすぐのところだったのに気づかず進んでしまい、引き返すことになってしまい失敗…。



車椅子を貸してくれる場所へ行って、受付。

乗り方をレクチャーしてもらって、そのまま西ゲートの優先レーンに入れます。

 

他に誰もいなかったので手荷物検査は一瞬で終わり、16時までその場で待機。

(夜間チケットだったので)

 

この時、事件が起こります。

 

両親に渡した入場チケット、カード式QRコード(アプリから出力して、100均のカードケースに入れたもの)を首から下げてもらっていたのですが、ふと見ると父の首にはストラップのみがぶら下がっておりました。

 

(●・θ・)あれっチケットは??

父 えっ?

(●・θ・)ポケットに入れた?

父 いや、ここに下げてた。

 

(;●^θ^)飛んでってるやーーん

 

慌てて周りを見渡してももうどこにもありません。きっと遥か彼方に旅立っていったあと…。慌てて探しに行く父ですが、もういいよスマホで出すから大丈夫と止めました。



便利に使えると思って作ったのに、まさか風で飛ぶとは…。100均のストラップ、もとがゆるかったのかもしれません。

しょうがないのでスマホで見せました(;●^θ^)

 

カードに入ってて固いものだったので、誰かに当たってないだろうか…。見渡す限り誰もいなかったのが幸いです。

父のストラップの先には何もついてない…




オーストラリアパビリオン断念。

入れなかった…

QRコードで無事入場して、まず向かったのがオーストラリア館。予約が取れなかったので並べないかな〜と淡い期待で行ったのですがすでに長蛇の列…。

高齢者を長い間並ばすのは無理なので断念。

あとで考えたら車椅子だったのでもしかしたら早めに入れてくれたかもしれないのに失敗しました。

 

そして、次に大屋根リングに登ろうと移動。車椅子なのでエレベーターを探して行ってみると…。

なんと、強風のため閉鎖中。

楽しみにしていたので、∑(゚д゚; )ガーンです。

 

これは本当にかわいそうでした。

でも安全のためには仕方ないですね。

点検のため歩いて登る警備員さん


やっと入れたパビリオン「未来の都市」

唯一予約が取れた「未来の都市」パビリオンの予約まで会場内を散策することに。

両親ともに杖を持ってきていたので、交代で車椅子に乗ってもらい、一人は杖を使って歩いていました。

それでもやっぱり早く歩くことは出来ないので、あまり広範囲に異動は難しく、目についたコモンズ館を2つほど見学したら、西ゲートに戻るルートを取りました。

 

コモンズ館は面白かったのですが、中がとても混んでいたので車椅子で移動するのがとても気を使いました。皆さん、足元を見ていないのでぶつからないように慎重に押す私は必死でした。

激混みのコモンズ館



その後、少しお腹が空いたというので予約しているパビリオンに向かう途中にあったセブンイレブンで軽食を買い、ベンチで食事。

これも失敗。

あとで分かったのですが、西ゲートに近くのフードコートは一番広くて有料で予約が出来ました。ここを予約しておけばよかった。

強風のベンチ席で晩ごはん




少し休憩出来たので、未来の都市パビリオンに向かいます。

 

目的地が本当に遠く感じるほど、高齢者と歩くと移動速度が遅い…。

これは車椅子があって本当に良かったと感じました。

 

未来の都市パビリオンのすぐ近くにある、フューチャーライフゾーン、ここも面白そうだったのですが、予約時間が迫っていたので見るのを断念。

西ゲート付近で食事したり、パビリオンを見ればよかったと後悔です。

 

予約していた未来の都市パビリオン、車椅子だと優先レーンに入れてもらえますが、そもそもそんなに並んでいなかったです。

海が目の前にあって、スタッフの方が「会場内でオーシャンビューのパビリオンはうちだけなんです」と説明。

その日は曇っていたのでいまいちでしたが、晴れていたらきれいな景色が楽しめるゾーンだったと思います。

 

車椅子に乗っている父に対して、とても親切なスタッフさんたち。

「(足が悪いのに)遠くまで来てくださってありがとうございます」と、入る時手を振ってくれて、嬉しそうに振り返しておりました。

 

ここのパビリオンは、国内の企業が未来への技術を披露する館。

www.expo2025-futurecity.jp

 

といっても、展示が主だったし、子どもたちが楽しそうに体験している電車に乗ったりするのは高齢者には無理なので、見て回るだけでした。



私は正直そこまで面白いと感じる内容ではなかったのですが、

自分がかつて勤めていた企業のブースに、車椅子から立ち上がってじっと見入っている父を見て、この人はやっぱり昭和の企業戦士だったんだなあと思いました。

本当に仕事人間なので、ここで働いてたときが一番輝いていたんですよね。

そういうことを考えると何となく、しんみりとしてしまいました。



未来の都市パビリオンを出ると、もうそんなにバスの予約まで余裕がなかったので、ゆっくり歩きながらゲートを目指しました。

 

あまり長時間ウロウロさせると足が痛くなりそうだったので、早めに切り上げる予定にしていましたが、思っていたより移動に時間がかかってしまい、思ってたよりゆっくり出来なかったのが残念。

もう少し早めに入場して遅い時間のバスを予約すればよかったと思いました。

 

そうすれば大屋根リングのライトアップやウォーターショーを見ることも出来たのに。

車椅子を返すためにアクセスビリティセンターに戻ると、バスの時間まであと20分。

係の方が「中で休んでいただくことも出来ますが…」と言ってくれたあとに

「バスの時間があと20分!?それならちょっと時間がないですね…」

と言った理由、それは乗り場までかなり歩かないといけないこと。

 

私の足だったら5分程度で行けるのですが、なにせ高齢者かつ足が悪いので、ゆっくり歩いて12〜3分かかりました。

 

危ない(;・∀・)

 

帰りのバスは尼崎駅行き。

 

これは行きのバスと違ってゆったり全席指定だったので快適に乗れたようです。

尼崎駅前のバス乗り場は、改札まで5分もかからないので梅田に行くより楽に電車に乗れます。

 

両親を見送ったあと一人で会場に戻る私。

両親をバスに乗せたあと、私は一人で会場に戻りました。

 

万博は22時までですからね。

 

お目当てはミャクミャクくじ。20時までと書いてあったので、急げば間に合う…とダッシュで向かったのですが、遠い!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノイソゲー

そして迷ってしまい、なんと着いたら目の前で「終了しました」と…。

 

( ;∀;)うわーん

 

唯一良かったのが、大屋根リングが登れるようになっていたこと。

 

ライトアップされてとてもきれいだったし、上からウォーターショーを見ることも出来ました。



これを見せてあげたかったな〜〜。

歩き回るより座って見られるショーを予約してあげればよかったと後悔です。

 

そして、ひとりでゆっくりとライトアップされているパビリオンなどを見て回りました。

ほとんどのパビリオンは21時で終わるので、私が戻ってから見られるところはほとんどありませんでしたが、昼間と違って幻想的な空間は歩いていて楽しかったです。

 

こうして初めての万博は終わりました。

 

ちなみに帰りにお土産物屋さんに試しに行ってみたのですが、エグいぐらいの混雑で何も買えませんでした(;・∀・)

一応並んで入りましたが、レジがあまりにも混んでいて断念。

 

 

結論:たった3時間では満足に見ることが出来ない。

 

回り方を考えて効率よく動かないと疲れるだけだとわかりました。

 

ただ、総合的に見ると両親はとても喜んでいましたし、連れて行って良かったと思いました。旅行気分が味わえるし、非日常感が半端ないので、もう旅行に行けないと諦めていた二人を楽しませることが出来ました。

 

欲張ると大変ですが、何回かに分けて行くとか、短時間でも一つのパビリオンに絞って行けば高齢者でも楽しめると思います。

 

私の後悔ポイントを踏まえて、ぜひ楽しんで来ていただければと思います。

うちもまた、リベンジするつもりです!

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

*TOPの犬用ミャクミャク被り物の作り方はインスタを見てください。

 

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