ご訪問ありがとうございます。( ´∀`)
近くに住んでいるおじいさんのお話です。
おじいさんと高齢の犬がゆっくりゆっくり散歩をしているのを見かけていました。
おじいさんは腰が悪く、歩くのが大変そうなのに毎日欠かさずワンコと歩いていて、二人で一緒の速度で歩く姿はとても和む光景でした。
そんなある日、おじいさんが一人で歩いているのを見かけました。
もしかしてワンコは…と思ったのですが、なかなか聞くことが出来ず、ある日公園で一人で座っているのを見かけて、思い切って挨拶しつつ聞いてみました。
(●゚θ゚)「おはようございます、あの、最近ワンちゃんご一緒じゃないんですね…」
(´ー`)「…あぁ、亡くなりました…」
(●゚θ゚)「…そうなんですか…寂しいですね」
(´ー`)(優しく微笑む)
おじいさんとはしょっちゅう会っていましたが、挨拶のみで会話はこの時が初めてでした。高齢のワンコはてんすけに会うと嬉しそうにシッポを振ってくれて可愛い子でした。おじいさんにとってその子はどういう存在なのか、わかりませんが毎日のお散歩のお供としてとても可愛がっているのはわかりました。
ご家族と一緒に住まれているのですが、その後はワンコを飼っている様子はなく、おじいさん一人でお散歩を続けられています。
てんすけがそばを通りかがると、おじいさんにクンクンしに行くのですが、その時おじいさんは震える手を伸ばしてゆっくりゆっくりてんすけを撫でます。
毛の感触を楽しむかのように優しく撫でてくれて、そのときとても嬉しそうにニッコリと笑ってくれるのです。
(でもてんすけは愛想なしなのでシッポも振りませんが…)
交流はその一瞬だけなのですが、てんすけが去る時もじっと見つめてくれていて、犬が好きなのが伝わってきて切ない気持ちになります。
最近暑いので時間がずれているのかあまり会っていませんが、また会った時はてんすけが癒しになるといいなと思います。
「あいそなしですいません」
最後まで読んでいただいてありがとうございました。