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和歌山旅行記その2です。
この記事は前回から続いておりますので良かったらそちらも読んでくださいね。
今回はかなり長い記事になります。
お泊りは犬同伴用のコテージで
さて、お腹いっぱいになった私達が次に向かったのは和歌山県湯浅町にある「パートナーズハウスゆあさ」。今回のメイン目的地です。
「ペットも一緒に泊まって良いですよ」という宿泊施設はありますが、「ペットと泊まるための施設」は少ないと思います。こちらはまさに「パートナー」と過ごすための宿泊施設です。
ここは本当に犬を飼っている人には有名で、「湯浅にてんすけと旅行に行った」と話すと「パートナーズハウスゆあさ?」といろんな人に一発で言われました(笑)
私達が行ったのは普通の土日ですが、食事の席を見ると満席で、9棟あるログコテージはすべて埋まっていたのだと思います。ほんとに人気の施設なんですよねー。
一棟ずつ独立したコテージでゆったりと過ごせると聞いて行ってみたかったので予約が取れて良かったです。
事務所兼レストランがあるクラブハウスとログコテージの他は広い敷地の中にメインドッグラン、サブドッグラン、屋根付きドッグラン、アジリティ付きのドッグランと4つもドッグランがあり、さらに今回は台風の影響で使えませんでしたがドッグスパ(犬用の温泉)ドッグプールもあり、周りが山に囲まれているのでお散歩ももちろん出来ます。




施設の全てが犬と一緒に行けて、まさに犬と過ごすためだけに作られた場所です。
オーナーさんはもちろん大の犬好きで、過去には土佐犬やレオンベルガーも飼われていたそう。レオンベルガーのぬいぐるみが置いてありました。
宿泊だけでなく、日帰りでドッグラン、ドッグプールを利用したり、クラブハウスで休憩することも出来ますよ。オフ会などにも使えそう。
【犬漫画】ドッグランで看板犬と遊べた!
さて、到着して夕食までの間、とりあえずドッグランに行ってみようと、てんすけの好きなアジリティのある方のドッグランに行きました。
トイプードルとシェルティの先客がいたのですが、どちらもおとなしい子でまったりとしていたので、置いてあった道具(Aフレームとハードル、トンネル)で一人で遊びながら過ごしてました。
そこへ、他のワンコが出ていったあと、やってきた看板犬の甲斐犬「ボン」くん。4歳。
同い年だねーと会わせてみると、てんすけに興味を持ってくれて、追っかけっこが始まりました!
オーナーさんいわく狩猟本能があるのでスイッチが入るとこうやって追いかけ回すそう。てんすけは良く追い掛けられる側になるので、相性が良かったみたいです。
普段自分から誰かを追っかけることはほぼないてんすけ。ボンくんが追いかけてくれたおかげで全力疾走すること数回。
下は芝生だし気候も良いし、理想的な遊びで見ていてすごく嬉しくなって、連れてきて良かったな〜〜と心から思いました。
何度も追いかけっこをして満足したてんすけ。オーナーさんとボンくんも夕飯の準備のために退出したのでコテージに帰りました。
設備が充実したコテージと豪華なお食事
コテージは、広い洋室と和室があり、独立したキッチンもあって、手作り食を作ってあげることも出来ます(調理器具は言えば貸してくれます)ユニットバスもあるので、お風呂に入ることも出来ますが、近くに二の丸温泉という施設があり、そこの無料温泉チケットがもらえるので、そちらに行くことも出来ます。


うちは、てんすけを知らない場所でお留守番させるのが不安だったのでユニットバスを使いました(過保護…)
和室は爪が引っかかりにくい畳、メインの洋室はクッションフロアが敷いてあるんですが、滑りにくい素材になっていてさすがだな〜と思いました。
食事はもちろんてんすけも一緒にいけます。ペット可のホテルでもレストランは一緒に行けないところってありますよね。それがどうしても嫌だったので、ここにして良かった。


私達は魚メインでお願いしていて海鮮鍋だったのですが、オーナーのご実家が魚屋さんだそうで、山の中なのに新鮮で美味しかったです。ご飯もサンマの炊き込みご飯でお代わりが出来て、ボリューム満点でした。
食堂に来てた犬の中には怖がりさんで吠えちゃう子もいたのですが、他のワンコが通らない端っこの角の席や別室を用意してあって、無事食事をすることが出来ていました。こういう配慮をしてもらえるのもワンコ用のお宿だからですよね。
ふと見ると犬を連れていない家族がいて、オーナーさんがワンちゃんは?と聞くと、飛び跳ねて落ち着かない子なのでとても連れてこられず部屋でお留守番していると答えているのが聞こえてきました。
すると、オーナーさんが「そんな…だったらボクがテラスで遊んであげてても良いし、一人で部屋にいるのはかわいそうだから連れてきたら」と言っていて、なんてワンコ天国な宿なんだろうと感動する私。
次の朝連れて来てましたが、ちょっとぴょんぴょんしてたけど、良い子でしたよ。
こちらの看板犬はボン君以外にもいて、グレートデンのスウェイちゃんが挨拶に来てくれました。大きさに圧倒されますがすごくおとなしい。「乗せてみて」とオーナーさんに言われて抱っこして乗せてみても、じっとしてくれています。てんすけの何倍もある大きさ。
晩ごはんのあともドッグランを利用出来ますが、昼間の疲れもあったので部屋で休みました。
落ち着かないてんすけ
てんすけは初のお泊り。なぜ家に帰らないのか、ここは何なのかが理解出来ていない様子でウロウロと落ち着かない様子。
(●゚θ゚)「今日は家に帰らないんだよ、ここでお泊りなんだよ」
U・ω・U(?)(ボクどうしたらええの…?居場所がないよ…)
なかなかじっとしないし、持ってきたレトルトのご飯は食べたもののドライフードは一切口を付けず、周りにコンビニ等はもちろんないので、別のご飯を買ってくる事も食材を買ってくることも出来ず、オヤツでしのぐ。お泊りは失敗だったか…と思い始めました。
ところが旦那が洋室に置いてあった簡易ベッド(写真の奥)を設置して、「家でソファの上に旦那がいてテレビを見ている」と同じような状況になったら何となく理解出来たのか、いつもと同じように足元で寝出して、ホッとしました。
その時に、てんすけがいつも寝ている大きいベッドを持ってくるべきだった〜〜と後悔しました。小さいベッドで大丈夫かと思ってたんですよね…。
なんとか場所を移動しつつ寝てくれたので、大丈夫かと就寝。
( ・д⊂ヽ゛おやすみー
ログコテージという所に初めて泊まったんですが、外の音が結構聞こえるんですね。山の中にあるので風に拭かれた枯れ葉の音まで良く聞こえます。
てんすけは警戒心が強い子なので、外をガサガサした音がするたびにガバっと起きてわふわふ言いながら仁王立ち。
部屋の中にあるwifi用の機械がキチキチ音を出すたびに、わふっと小声で吠えたりするので、機械をオフにしました。
朝までに何度か起こされて寝不足になりつつもなんとか眠ることが出来たかな…。神経質な犬で困ったものです。
でも、順応性は高いので2,3日後には慣れてそうな気がします。
翌朝、再度看板犬と遊ぶも…。
翌朝、朝の散歩に出かけて施設の周りをぐるっと歩きました。
山に囲まれているので散歩の場所には困りませんが、あまり山の中に入ると野生動物がいたり、ダニなども付くらしいので注意が必要だとか。時々鹿が降りてきて、ボン君に追い返されてるそうです。見てみたかった〜。
てんすけはここが気に入ったらしく、敷地の周りを取り囲むように延々とマーキングを繰り返しながら歩き、
「今日からココをボクの領土とする!!」
と主張してました。
まぁ、あとで上書きされてしまうでしょうけど…。
朝ご飯もてんすけと一緒に来られます。
とても品数が多く、湯豆腐付き。アジの干物(焼き立て)の焼き加減が絶妙で、頭と尻尾以外全部骨まで食べられたことに個人的に感動。
朝からお腹いっぱいゲフー。
さて、チェックアウトまでの時間に、もう一度ボンくんと遊んでほしくてお誘いに行ったけど、お留守で残念…
と、ドッグランにいたら後で来てくれましたー。
さぁ!昨日のように遊んで〜〜!«٩(*´∀`*)۶»
遊んで!\( ¨̮ )/
遊ん……で……。
遊ばんのかい!(`д´)
オーナーさんいわく、スタッフの1歳半の犬と昨日すごく遊んだので満足しちゃってるのかも、ということで、残念…。
最後にもう一度あの華麗な走りが見たかったな〜(遠い目)
でも、てんすけもここが気に入ってくれたみたいだし、とっても楽しかった!また来たいな〜と思いました。
さて、次はレトロな町並みを見に行きます。次回に続く。
長々と最後まで読んでいただいてありがとうございました。