こぐま犬と散歩〜元保護犬の漫画日記〜

見た目が小熊な元保護犬のマンガ絵日記

【犬漫画】夜中に救急病院に走った話

ご訪問ありがとうございます。

 

暑い日々が続いているある夜のこと、てんすけの様子がおかしいことに気づきました。

 

きっかけは、吠えようとしているのに吠えられない、声が「ワンワン」ではなく、「ワフワフッ」と音のない吠え方をしていることでした。

(●゚θ゚)!?「てんすけ、吠えられないの??」

どうした??とよく見ていると、しっぽが下がっています。

犬のしっぽは元気のバロメーター。

一時的に下がることはあっても、ずっと下がりっぱなしなのは明らかにおかしい。

 

そして、小さくハアハアと暑いときにする息ではなく、短くハッハッという息。

表情は暗く、目がうつろで明らかにしんどそう。

これはおかしい。

耳の中に指を突っ込んでみるととても熱い。

体が熱を持ってる…。

写真だとわかりづらいんですがしんどそう

すでに時間は夜12時。

かかりつけのお医者さんは翌日休診日。

明日一日様子見をする勇気はない。

 

(;●・e・)「夜間診療に行こう」

動物の救急病院に行くことにして、まず電話。症状を伝えて

「今から行きます」と言ってから行きました。

深夜にも関わらず優しく対応してくれて、不安だった気持ちが少し

治まりました。

 

 

なるべく体を冷やすように保冷剤を入れたバッグに乗せて、

病院に到着。ドアは施錠されていてインターホンでさっき電話しましたと名前を

告げると開けてもらえます。

 

コロナ対策のため、中に入れるのは一人だけなので、旦那は車で待機することにして私だけ入ります。

待合室の中には不安そうにわんこを抱っこしてる人やケージの中にネコを入れて待っている人たちがちらほら。

 

テレビがついてますがだれも見ていない。

動物一頭につき飼い主一人なので、しーんと静まり返った部屋。

 

(●・e・)(みんな自分の大切な家族の具合が悪くて連れてきてるんだよね…)

バッグの中でぐったり寝ているてんすけ

 

慌てて出てきたのかつっかけの人がいたり、ケージに入れたネコちゃんが小さくずっとにゃーと弱々しく鳴いてるのをなぐさめてる人がいたり、涙目で小さいわんこを抱っこしてずっと話しかけてる人がいたり、この空気が辛い…。

 

1時間ほど待って診察室に呼ばれて、症状を話します。

当たり前ですが、目の前の先生は初めましての人なのでてんすけのことを何も知らない。

だから症状から判断するわけですが、とりあえず触診と聴診器では何もおかしいことがない。体温を測ると39度3分と高い。

血液検査、エコー、レントゲン検査をしてもらうことになって、

( ´∀`)「お預かりしますね」と、抱っこして奥に連れて行かれるてんすけ。

 

待合室に戻って、ひたすら待つ私。

 

同じように待合室で待ってる人の中には車に戻って待っていますと言い残して出ていく人もいました。

 

私の隣に座っていた女の子はすごく小さいヨーキーを抱っこしていて、具合が悪そう…。なんの病気なのかな…と思っていると、先生がやってきて状況を説明しました。

どうやらチョコレートなどの食べてはいけないものをたくさん食べてしまったらしい。

おじいちゃん先生が「お腹の中はきれいになったからね。おかあさん呼んできて。」と女の子に告げていました。

どうやら命に別状はない様子で、ひとごとながらホッとしました。

 

診察室に再び呼ばれるまで約1時間。

ひたすら友達とLINEして心を落ち着ける私。(夜中なのにずっと付き合ってくれてありがとう…)

 

再び呼ばれて診察室に入るとてんすけがいない。奥の処置室にいるらしく、先生がドアを開けるとベッドに横たわるてんすけが見えました。

看護師さんが優しく「ママいるよ」と声をかけると首を回して私を確認するてんすけ。

 

Uo・ェ・oU「あっ」

 

こういう時、絶対立ち上がって尻尾振ってこっちに来ようとするはずなのに、起き上がろうとしない。検査しただけだから麻酔や痛いことはされていないはず。

立ち上がれないの…!?(´;ω;`)ブワッ

そのてんすけの様子に泣きそうになる私。

 

( ´∀`)「ママのところ行こうか」って看護師さんが抱っこして連れてきてくれました。

 

しんどそうに診察台の上で伏せるてんすけ。

 

先生の説明はとても丁寧で、血液検査の結果、炎症を表すCRP値がとても高いので、体の中でどこかに炎症があるのは間違いない。

でも白血球はそんなに高くないし、ほかは内蔵にまったくおかしいところがない。つまり熱が高い以外はどこも悪くないのです。

この数値だけ高い

 

「炎症がどこで起こってるか分からなかったので、あと考えられるのは関節炎か免疫不全系ですが、ここで検査できるのはここまでなのであとはかかりつけの先生と相談して治療してください」とのこと。

 

ひとまず解熱剤と抗生物質を注射してもらって帰りました。

 

抱っこしたてんすけの体はまだ熱く、立ち上がらないぐらいぐったり。

バッグの中でずっと寝ているてんすけ

 

先生によると「熱が高いからかなりしんどいと思いますよ」とのこと。

(´;ω;`)ウッ…

 

原因がわからないので不安なままですが、急を要する病気じゃなかったことだけはちょっとホッとしました。

 

次の日、まだしんどそうなてんすけが心配だったので朝も夜も散歩はお休み。

お散歩に行こうって言ってこない



その次の日の朝一番に病院に連れていきました。

(すごい早く起きて用意してしまった)

 

長くなったので続きはまた次回。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

PS:夜中の救急診療はとても高額でした…(;´∀`)

 

続く。

 

今考えると昼間のこの寝方はおかしかった…

*今はもうすっかり元気なのでご心配されませんよう…。

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