こぐま犬と散歩〜元保護犬の漫画日記〜

見た目が小熊な元保護犬のマンガ絵日記

【犬漫画】犬友さんちに預けられたお話その1

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ご訪問ありがとうございます。

 

このお話は誕生日の記事に書いた内容のご報告です。 

てんすけの誕生日の日に突然の訃報。

予期せぬ状況に、まずてんすけをどうするかを考えました。

自分たちで遊びに行くわけじゃないので、てんすけを連れて行くことはできません。そうなるとどうするか…。

 

では、どうぞ↓

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てんすけ、4歳の誕生日の日に突然親戚のおじさんが亡くなったと連絡がありました。

前々から入院されていて、ご高齢だったこともあり「もしかしたら」とある程度覚悟が出来ていた事だったので、ショックよりも「あぁ、ついに…」という気持ちでした。

 

そして不謹慎ではありますが、真っ先に思ったのは「てんすけをどうしよう」ということ。親族が亡くなれば、お通夜、お葬式と長時間家を開けなければなりません。そしてもちろん犬は連れて行けないので、てんすけをどこかに預けるか家に留守番させるかを考えなければ…。

 

明け方に連絡を受けてから、私はそのことを考えてあまり眠れず、いつもの朝の散歩の時間を迎えました。

 

そして寝不足の頭のまま、公園にでかけ、出会った犬友さんに今朝起こった話をしていました。

 

その話を聞いた二人の犬友さんは私が何も言い出していないのに、「てんちゃんどうするの?よかったらうちで預かりましょうか?」と言ってくれました。

それが、どれほど私にとってありがたい言葉だったか、犬を飼っている人ならわかってもらえると思います。(´Д⊂

笑顔の犬の写真

何も知らずにご機嫌なてんすけ

突然犬を預けなければならなくなった時、まず考えるのはペットホテルか動物病院ですが、近くにケージフリーで預かってくれるペットホテルはなく、また夜中に引き取りに行けるというところもありませんでした。

 

動物病院は昼間なら預かってくれるのですが、夜間は無人になってしまうと前に言われたことがあり、診療時間を過ぎたら引き取りは次の日になってしまうというのもネックで無理だと思っていました。

 

そうなると知っている人に預けるのが良いのですが、前に預かったありんちゃんのお家は平日昼間はお仕事で留守ですので、お願いすることは叶いません。

 

ところが、今回たまたま朝の散歩で会った二人は平日の昼間家にいる方でした。

 

そして、ふたりとも心からてんすけを心配してくれて、私のことも気遣ってくださって、本当に優しい言葉をかけてくれました。

 

その時、アメコカのハリーくんの飼い主さんが言ってくれた、「犬と暮らしていると本当に申し訳ないと思う時が必ず何度かあります。どうしても我慢してもらわないといけないことがありますが、それでも犬は絶対にわかってくれますから、なんとかなります。大丈夫ですよ」という言葉がとても力強く、私の心を打ちました。

 

ハリーくんは過去に登場したことがあります↓

 

明け方からてんすけのことを悩んでいた私は、目の前の霧が晴れたようなありがたい気持ちでいっぱいで、感謝しつつまた連絡しますと家に帰りました。

 

そしてお通夜に向かう日、お願いすることになった犬友さんの家にてんすけを連れて行く用意をしていました。私がいつもと違う格好をしてバタバタしてるのを見て、「これはお留守番させられるのでは…」と不安に思い、私につきまとうてんすけ。

 

玄関で私が靴を履くのを心配そうに見ていた時に私がリードと首輪を手にすると、

(*゜∀゜*)ハ゜アァという顔をして尻尾をフリフリ。

 

外に出ると、ニコニコした顔で私を見上げつつ「何だ、お散歩だったんだね!びっくりしちゃった!」と言わんばかりに足取り軽く歩いてくれました。

 

何度も私の顔をニコニコしながら見上げるてんすけを見て、心が痛む私…(・Θ・;)

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…。でもしょうがない。遊びに行くわけじゃないんだしと思いつつ、犬友宅を訪れると、「そうか、お友だちの家に来るんだったのか!」とはしゃぐてんすけ。

 

いつも入ってるバッグとフードとごはんと、おもちゃなどのお泊りセットを渡して、行こうとすると、「えっΣ(゚Д゚)」という顔で私に飛びついてくるてんすけ。

 

ごめんよぉぉ( ;∀;) 後ろ髪を引かれつつお願いして駅に向かいました。

 

こういう時言い聞かせられたらなぁと思うんですが、言葉がわかっても寂しさは変わらないですよね、きっと。

 

お通夜の場では、和やかに親戚同士の思い出話などをしつつ過ごしていましたが、その間にも、てんすけの様子をLINEで写真や動画を交えつつ送ってくれる犬友さん。そこにはお友達の家でおもちゃを漁ったり、おやつをもらったりして過ごすてんすけの姿が。心配していたマーキングもありませんでした。(初めはマナーバンドをして預けたのですが写真で見るとお家でトイレちゃんとしたよ〜ということで外されていました。)

床に寝そべる犬の写真

おうちでリラックスしてるてんすけ

ε-(´∀`*)ホッよ、良かったぁ。リラックスしてる…。やっぱりお友達の家に預けてよかった。ありがたいとしみじみ思いました。

 

ところが、厳かにお通夜の式が終わり、お部屋に戻ってLINEを開けてみるとそこにはおもちゃをかじってしまったという証拠の写真が…。

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ああぁ~Σ(゚Д゚)やってしもうとる…!

 

てんすけは退屈するとゴムのおもちゃをかじってしまう癖があるのを知らせてなかった…!しまったぁぁと思っても時すでに遅し。もうあとは●んちから出てくれるを待つしかありません。

 

過去にもゴムのおもちゃをかじり食べてしまったことはありましたが、幸か不幸かてんすけは物を丸呑みするタイプではなく、じっくりカミカミして食べる癖があるので、おもちゃも細かくなって出てきていました。

 

だからきっと今回も出てくると思って返事しつつも、心配でした…。

 

そしてお通夜が終わり、親戚の一人が残ってくれることになったので一旦家に帰ることが出来た私達は急いでてんすけをお迎えに行きました。

 

元気に飛び出してきたてんすけは、おもちゃをかじっちゃったことも何のその。犬友さんに夕方散歩にも連れて行ってもらい、ご飯も食べさせてもらい、トイレも済ませ、疲れてはいましたが全く問題なく帰宅。家に帰ると即座に爆睡しておりました。

 

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そして数時間後の次の日、再び同じ犬友さんが快く預かってくださったので、再び葬儀の場に向かったのでした。

 

その2に続きます〜。

 

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